山形芋煮と仙台芋煮の違い
東北地方の秋の風物詩「芋煮」は、地域ごとに味付けや具材が異なります。特に有名なのが山形芋煮と仙台芋煮で、それぞれに特徴的な味わいがあります。
山形芋煮(醤油ベース)
山形県の芋煮は、牛肉と醤油を使ったすき焼き風の味付けが特徴です。
レシピ(4人分)
【材料】
• 里芋……400g
• 牛肉(薄切り)……200g
• こんにゃく……1/2枚(手でちぎる)
• 長ねぎ……1本(斜め切り)
• しめじ……1/2パック
• だし汁……800ml
• 醤油……大さじ4
• 砂糖……大さじ2
• 酒……大さじ2
• みりん……大さじ1
【作り方】
1. 里芋の皮をむいて食べやすい大きさに切る。
2. 鍋にだし汁を入れ、里芋とこんにゃくを加えて火にかける。
3. 里芋が柔らかくなったら牛肉、しめじを加え、醤油・砂糖・酒・みりんで味を調える。
4. 最後に長ねぎを加え、ひと煮立ちさせたら完成。
特徴
甘辛い醤油味で、ご飯のおかずやお酒のお供にもぴったり。山形では河原で大鍋を囲む「芋煮会」が秋の恒例行事になっています。
仙台芋煮(味噌ベース)
宮城県仙台市周辺の芋煮は、豚肉と味噌を使ったこってりした味わいが特徴です。
レシピ(4人分)
【材料】
• 里芋……400g
• 豚バラ肉(薄切り)……200g
• こんにゃく……1/2枚(手でちぎる)
• 長ねぎ……1本(斜め切り)
• ごぼう……1/2本(ささがき)
• しめじ……1/2パック
• だし汁……800ml
• 味噌……大さじ4
• 酒……大さじ2
• みりん……大さじ1
• 塩……少々
【作り方】
1. 里芋の皮をむいて食べやすい大きさに切る。
2. 鍋にだし汁を入れ、里芋、ごぼう、こんにゃくを加えて火にかける。
3. 里芋が柔らかくなったら豚肉、しめじを加える。
4. 味噌、酒、みりん、塩を加えて味を調え、最後に長ねぎを加えてひと煮立ちさせたら完成。
特徴
味噌と豚肉のコクがあり、寒い季節にぴったりの濃厚な味わい。宮城では「豚汁に近い芋煮」として親しまれています。
• 山形芋煮 → 牛肉&醤油味(すき焼き風)
• 仙台芋煮 → 豚肉&味噌味(豚汁風)
どちらも地域の特色が感じられる一品。ぜひ作って食べ比べてみてください